ファン研究オンライントーク

 
ファン研究オンライントーク
このページでは広義のファン研究を行なっている研究者へのインタビュー・対談動画を公開します。どのような問題意識やアプローチでファン研究を行っているか、なぜファンや観客を研究することが重要なのかといった基本的なことを話しています。
 
対談:須川亜紀子先生(横浜国立大学)対談:ジェイソン・カーリン先生(東京大学)第3回 永田大輔「アニメを産業として捉える戦略:アニメを学術的に研究していくために」(明星大学他)講演&対談:ローリー・モリモト先生(ヴァージニア大学)第5回 大和えり子「2000-10年代のマレーシアにおける日本のポピュラー文化の受容」(RMIT大学)第6回 上岡磨奈「インドネシアにおける日本式アイドルの受容:JKT48を事例として」(慶應義塾大学)第7回 嶋内佐絵「日本におけるタイBLドラマの受容とファンダム」(東京都立大学)第8回 Roslina Ismail「マレーシアにおける女性ムスリムのパンク・ファッション:アイデンティティの構築と表現」(マラヤ大学)第9回 陳怡禎「東アジアの社会運動とサブカルチャー:語り続ける台湾と香港の若者たち」第10回 松浦優「「二次元」の物質的エイジェンシー:脱-人間中心主義のクィア・メディア論に向けて」第11回 山本博之「マレーシアの民族・言語・宗教と記憶:映画・演劇・文学にみる社会と文化」第12回 周密「BLと中国」第13回 竹下愛「「買えない若者」の視点から見るインドネシア・ポピュラーカルチャーの現代史:雑誌・映像・スマートフォン」第14回 CT Lim「シンガポールにおけるマンガの歴史と現在」The History and Present of Manga in Singapore第15回 森類臣「朝鮮民主主義人民共和国の文化外交について」第16回 野中モモ「日本のフェミニストZine史」|Np. 16, Momo Nonaka, History of Feminist Zine in Japan第17回 グェン・ブ・キー「ベトナムにおける日本の大衆文化 :1970-90年代における歌謡曲の普及と受容」第18回 金孝眞「フェミニズム・リブートと韓国の女性向けジャンルの変化:ファンダムの動きを中心に」第19回 上岡磨奈「日本式アイドル文化の「10年」タイ、台湾、インドネシアの過去・現在・未来」第20回 チェンチュア・カールイアン・ウイ「フィリピンのコミック(Komiks) 界への日本の介入」|No. 20 Japanese disruptions in Filipino Komiks第21回 クー・カーリド「文化を超えるポケモン」|No. 21 Pokémon Across Cultures第22回 ラニー・ラスタティ「インドネシアにおけるヒジャブ・コスプレ」|No. 22 Hijab Cosplay in Indonesia
 

対談:須川亜紀子先生(横浜国立大学)

『少女と魔法ーガールヒーローはいかに受容されたのか』、『2.5次元文化論ー舞台・キャラクター・ファンダム』の著者である須川亜紀子先生をお招きし、ご自身のこれまでの研究、少女・女性文化を研究することの重要性、日本と英語圏でのファン研究の違いなどについてお話ししました。
須川先生のホームページはこちら

対談:ジェイソン・カーリン先生(東京大学)

Media Convergence in Japan (2016)、Idols and Celebrity in Japanese Media Culture (2012)、AKB48 (2019)などの共編著・共著書があるジェイソン・カーリン先生をお招きし、陳怡禎先生がお話を伺いました。アイドルと東アジアの文化の関係、ファン研究が乗り越えるべき課題、感情労働と資本主義、生成系AIと研究活動などについて議論しました。
カーリン先生のホームページはこちら

第3回 永田大輔「アニメを産業として捉える戦略:アニメを学術的に研究していくために」(明星大学他)

『アニメの社会学』(2020年)、『消費と労働の文化社会学』(2023年)、『アニメと場所の社会学』(近刊)、『雑誌利用のメディア社会学』(近刊)等の編者、『産業変動の労働社会学』(2022年)、『ビデオのメディア論』(2022年)、『労働社会学者・河西宏祐と労働者の共同性』の共著者である永田大輔先生にご自身の研究活動についてお話ししていただきました。『アニメオタクとビデオの文化社会学』と『オタク批評の文化社会学』という単著も近日刊行予定です。
永田大輔先生のresearchmapは以下のリンクから。

講演&対談:ローリー・モリモト先生(ヴァージニア大学)

ヴァージニア大学のローリー・モリモト先生に、ファン研究の歴史を概説する講義をしていただき、対談を行いました。モリモト先生はFandom: Identities and Communities in a Mediated World (NYU Press, 2017)、The Routledge Companion to Media Fandom (Routledge, 2018),、A Companion to Media Fandom and Fan Studies (Wiley-Blackwell, 2018)、Fan Studies Primer: Method, Research, Ethics (Iowa, 2021). などに寄稿し、論文はEast Asian Journal of Popular Culture、Transformative Works and Cultures、Participations、Asian Cinema、ならびにMechademia: Second Arcなどに掲載されています。 モリモト先生のホームページはこちらから。
 

第5回 大和えり子「2000-10年代のマレーシアにおける日本のポピュラー文化の受容」(RMIT大学)

 
ヴェトナムのホーチミン市にあるRMIT大学(ロイヤル・メルボルン工科大学)に所属する大和えり子先生にマレーシアにおける日本文化の受容についてご講演いただきました。大和先生はRMIT大学に着任される前はマレーシアプトラ大学に勤められ、2009年ごろから2015年にかけて現地で開催されるアニメや漫画に関するイベントで日本文化の受容状況についてフィールドワークをされました。今回の講演ではそこから得られた知見を教えていただきました。 大和先生の論文等は以下のサイトから参照してください。
 

第6回 上岡磨奈「インドネシアにおける日本式アイドルの受容:JKT48を事例として」(慶應義塾大学)

慶應義塾大学等で非常勤講師をされている上岡磨奈先生をお招きし、JKT48とそのファンダムについてご講演いただきました。上岡さんは労働の問題を中心にアイドル文化を研究され、単著『アイドル・コード : 託されるイメージを問う 』をはじめ、『消費と労働の文化社会学 : やりがい搾取以降の「批判」を考える 』、『アイドル・スタディーズ : 研究のための視点、問い、方法 』、『アイドルについて葛藤しながら考えてみた : ジェンダー/パーソナリティ/「推し」』等にご寄稿されています。
 
 

第7回 嶋内佐絵「日本におけるタイBLドラマの受容とファンダム」(東京都立大学)

嶋内佐絵さんはタイBLについての論文を英語で多数発表されています。今回はタイBLとそのファンダムについての現状について入門的なお話をしていただき、また論文の内容も簡単にご紹介いただきました。嶋内さんの論文はResearch Map上でアクセスできるものもありますので、次のURLからご覧ください。
 

第8回 Roslina Ismail「マレーシアにおける女性ムスリムのパンク・ファッション:アイデンティティの構築と表現」(マラヤ大学)

マラヤ大学のRoslina Ismail先生にマレーシアのパンクシーンにおけるイスラム教徒の女性の服装戦略についてご講演いただきました。服装をどのようにとりいれ自分をどのように見せるかを選択することを通して、女性たちがグローバルな世俗文化であるパンクとローカルなイスラム教の規範の両方とどのように交渉しているかをお話しいただきました。最初の35分の講演部分は日本語字幕付き、その後のQ&AはAI生成の英語字幕付きです。
 

第9回 陳怡禎「東アジアの社会運動とサブカルチャー:語り続ける台湾と香港の若者たち」

陳怡禎さんに、台湾のひまわり運動ならびに香港の雨傘運動の中で、若者の社会運動参加者が日本のポピュラー文化を引用してどのように政治活動を行なっているかをお話しいただきました。特に社会運動のリーダーの若者を「アイドル化」したり「女神化」したりしてしまうことの背景やその功罪などについて、大変面白いお話を伺えました。
 
この動画は陳さんの近著である『東アジアの社会運動とサブカルチャー:語り続ける台湾と香港の若者たち』(明石書店、2025年)に基づいています。
 
陳さんは『台湾ジャニーズファン研究』(青弓社、2014年)以来アイドルのファン文化を研究されています。
 

第10回 松浦優「「二次元」の物質的エイジェンシー:脱-人間中心主義のクィア・メディア論に向けて」

『アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち』(集英社、2025年)の著者である松浦優さんに、マンガやアニメなど二次元の創作物をめぐるセクシュアリティについて、入門的な講演をしていただきました。 『アセクシュアル アロマンティック入門』はこちらです。
アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち/松浦 優
LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説する。松浦優(まつうら・ゆう)一九九六年福岡県生まれ。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。博士(人間環境学)。九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員。専門はクィア・スタディーズおよび社会学。共著に『フェミニスト現象学:経験が響きあう場所へ』『アニメと場所の社会学:文化産業における共通文化の可能性』『恋愛社会学:多様化する親密な関係に接近する』『入門・家族社会学:現代的課題との関わりで』。【目次】はじめに――「好きになる」とは   第1章 アセクシュアル/アロマンティックとは何か 第2章 Aro/Ace の歴史第3章 Aro/Ace の実態調査 第4章 差別や悩み第5章 強制的性愛とは何か 第6章 セクシュアリティの装置第7章 結婚や親密性とセクシュアリティの結びつき 第8章 Aro/Ace の周縁化を捉えるために 第9章 Aro/Ace のレンズを通して見えてくるもの おわりに
松浦優さんの論考はResearchmap上で公開されているものが多いので、以下のリンクからアクセスできます。 https://researchmap.jp/mtwrmtwr
 

第11回 山本博之「マレーシアの民族・言語・宗教と記憶:映画・演劇・文学にみる社会と文化」

マレーシア地域研究をご専門とされている山本博之さんにお越しいただき、「マレーシアの民族・言語・宗教と記憶:映画・演劇・文学にみる社会と文化」と題してお話しいただきました。マレーシア映画を深く理解するためのマレーシアのエスニシティーや歴史についてのよい入門となっています。
 
マレーシアの映画について山本博之さんの単著『マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界』(英明企画編集、2019年)もご覧ください。
『マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界──人とその作品、継承者たち』
『細い目』、『グブラ』、『ムクシン』、『ムアラフ―改心』、『タレンタイム~優しい歌』、そして『ラブン』等の作品を通じて「もう一つのマレーシア」を描き、世界に感動をよんだ不世出の映画監督ヤスミン・アフマド(1958~2009)。彼女が遺した全長編作品を、民族、宗教、言語、権力関係などの社会的背景を踏まえて多角的に読み解き、その特徴と魅力、より深い愉しみ方を紹介します。読めばヤスミン作品の新たな姿が立ち上がり、マレーシア社会の姿がみえるとともに再度作品を観たくなる映画と世界の読み解きガイド。 帯は『ムアラフ』版、『細い目』版、『ムクシン』版、『タレンタイム』版の4種類。ご指定があればご希望の帯でお送りします。とくに指定がない場合は、いずれかが届きます。 目次■はじめに――現実と切り結ぶ「映画の力」を珠玉の作品群にみる■第1部 ヤスミン・アフマド作品の混成的な特徴と魅力――演出、情報提示、脚本、翻訳の視点から第1章 演出しない演出─演技させるのではなく物語を引き出す第2章 綿密に計算された情報の提示─余白の解釈を託しつつ常識を揺さぶる第3章 脚本に見る物語の継承と多層化─マレーシア映画史におけるヤスミン第4章 文化的基盤の読解と翻訳を希求する作品世界─背景の読み解きと多色字幕■第2部 多層的・多義的物語世界の愉しみ方――長編六作、短編一作を読み解く●①オーキッド三部作『細い目』/『グブラ』/『ムクシン』◆内容紹介◆「もう一つのマレーシア」を美しく描く……山本 博之◆約束と父性――オーキッドの「結婚」……山本 博之◆共同体の決まり――「いなくなる」こと……山本 博之◆オーキッドとジェイソンの物語のもう一つの結末……山本 博之◆許しはいつも間に合わない……野澤 喜美子◆ジェイソンの母が照らす「もう一つのマレーシア」……篠崎 香織◆夢の中のあなた――「夢中人」と愛の期限……及川 茜◆マレー人少女の心をつかんだ金城武と『ラヴソング』……宋 鎵琳・野澤 喜美子◆「歌神」サミュエル・ホイの歌による予感と鎮魂……増田 真結子◆ジェイソンが本名を名乗らなかったわけ……増田 真結子◆「上海灘」が流れるとき……増田 真結子◆ヤスミン作品を支えるタイ音楽のフィーリング……秋庭 孝之◆タゴールの詩にみえる普遍的な人間愛……深尾 淳一◆マレーシアのガザル音楽……山本 博之◆ヤスミンとオートバイ……山本 博之◆一二歳の旅――ヤスミン映画と児童文学……西 芳実●②『ムアラフ』◆内容紹介◆ブライアンは「改宗」したのか……山本 博之◆ロハナとロハニが唱える数字……山本 博之◆相対化で変わりうる「改宗」の意味……光成 歩◆「家路」の旋律が表すもの……増田 真結子◆『ムアラフ』に登場するムアラフと再誕……山本 博之●③『タレンタイム』◆内容紹介◆「月の光」、そして「もう一つのマレーシア」……山本 博之◆翻訳可能性と雑種性――『タレンタイム』に集う才能たち……山本 博之◆死による再生と出発――ヤスミンを送る映画……山本 博之◆届かない歌に込めた祈り……野澤 喜美子◆茉莉花の物語……及川 茜◆ビッグフットを求めて――ヤスミンが描く家族のかたち……西 芳実◆一七歳の試練――SPMを控えた少年少女の群像……金子 奈央◆「ライラとマジュヌン」――『タレンタイム』に至るイスラム文学の系譜……山本 博之◆『タレンタイム』にみるマレーシアのインド系世界……深尾 淳一●④『ラブン』◆内容紹介◆都会暮らしに慣れたマレー人も……山本 博之◆心の庭に招き入れる寛容さ……野澤 喜美子◆見えざるものを見る力――ヤスミンとユーハンをつなぐもの……西 芳実●⑤『チョコレート』◆甘くて苦い決意……山本博之■第3部 ヤスミン・ワールドを支える人びと――先行の映画人・舞台人たちの物語◆ハリス・イスカンダル(スタンダップ・コメディアン/俳優/監督)◆アイダ・ネリナ(女優)◆トー・カーフン(脚本家・監督・俳優/ジャーナリスト/書店経営者)◆ナムロン(俳優/監督)◆ミスリナ・ムスタファ(女優/芸術家)◆ラヒム・ラザリ(俳優/監督)◆イェオ・ヤンヤン(女優)◆アゼアン・イルダワティ(女優/歌手)◆ジット・ムラド(脚本家/俳優/スタンダップ・コメディアン)◆スカニア・ベヌゴパル(女優/演劇人)■第4部 伴走者・継承者たちの歩み――約束を守り遺志を継ぎ伝える者◆ジョビアン・リー――生涯を捧げてヤスミンのメッセージを伝え続ける永遠の「パートナー」◆ホー・ユーハン――映画という絆で結ばれた唯一無二の「盟友」◆シャリファ・アマニ――見出され開花した才能が期待を集める美しく強き「娘」■資料①長編監督作品 上映基本データと参考情報②ヤスミン・ワールド人名一覧(演者名・役名索引)③ヤスミン・アフマド年譜参考・参照文献一覧あとがき編著者略歴
 
 

第12回 周密「BLと中国」

『BLと中国 耽美(Danmei)をめぐる社会情勢と魅力』(ひつじ書房、2024年)の著者である周密さんに、中国におけるBLについて入門的なお話をしていただきました。中国本土では、現代を舞台にしたものから古代・中世を舞台としたものまで、さまざまなBL作品が生まれており、特に歴史物は映像化され日本でもアクセスできるようになっています。こうしたBL作品とそれをとりまく中国ん社会状況についてお話しいただきました。
周密さんはYouTubeチャンネルも開設されているのでこちらもご覧下さい。 https://www.youtube.com/@Sの読書タイム
 

第13回 竹下愛「「買えない若者」の視点から見るインドネシア・ポピュラーカルチャーの現代史:雑誌・映像・スマートフォン」

インドネシアの新聞、雑誌、映画などのポピュラー文化やメディア文化を専門とする竹下愛さんをお招きし、「「買えない若者」の視点から見るインドネシア・ポピュラーカルチャーの現代史:雑誌・映像・スマートフォン」と題して講演をしていただきました。ジャカルタ郊外のスレンサワ地区での30年にわたるフィールドワークの成果をご紹介いただきました。
竹下愛さんは『東南アジアのポピュラー・カルチャー:アイデンティティ・国家・グローバル化』(福岡まどか、福岡正太編著、スタイルノート、2018年)にも映画の野外上映についてのご論考を寄稿されています。
 

第14回 CT Lim「シンガポールにおけるマンガの歴史と現在」The History and Present of Manga in Singapore

シンガポールでマンガ編集者・研究者として活躍するCT Limさんをお招きし「シンガポールにおけるマンガの歴史と現在」と題して講演していただきました。20世紀初頭のマレー半島(シンガポールとマレーシア)において、清王朝に抵抗する政治風刺漫画を描いていた華人、アラブ系のムスリムと大意立するマレー系、インド系の住民たちがマンガを生み出し、宗主国の英国、侵略者の日本、戦後の日本漫画やアメリカン・コミックスの影響の中で、シンガポールの漫画が成立した背景を解説していただきました。
 

第15回 森類臣「朝鮮民主主義人民共和国の文化外交について」

朝鮮半島のメディア・文化・外交などを専門とされる森類臣さんに「朝鮮民主主義人民共和国の文化外交について」 と題してお話しいただきました。北朝鮮の文化外交やK Popとの関係、日本における北朝鮮文化ファンダムなど、東宝特撮チームを招いて作った怪獣映画『プルガサリ 伝説の大怪獣』、北朝鮮の映画スタジオ、軍人のガールズバンド牡丹峰楽団など、写真や動画付きでお話しいただきました。
 

第16回 野中モモ「日本のフェミニストZine史」|Np. 16, Momo Nonaka, History of Feminist Zine in Japan

野中モモさんに日本におけるリトルプレス、ミニコミ、Zineなどの歴史とフェミニズムの歴史についてお話しいただきました。野中さんがお持ちの近年のZineも見ながら、歴史的経緯を遡りました。
 

第17回 グェン・ブ・キー「ベトナムにおける日本の大衆文化 :1970-90年代における歌謡曲の普及と受容」

20世紀後半のベトナムでは日本の歌謡曲にベトナム語の歌詞が付され歌われていました。例えば、中島みゆきの『ルージュ』、五輪真弓の『愛の蜃気楼』や『恋人よ』などはベトナムでとても高い認知度を得ています。なぜそのようなことが起きたのかを、第二次世界大戦から冷戦体制化での南北分断、在外ベトナム人コミュニティの役割、アジア的な感性といった切り口で、グェン・ブ・キーさんにお話しいただきました。 参考までに日本の歌謡曲をベトナム語でアレンジ&カバーした最近のMVへのリンクを貼っておきます。 中島みゆき『ルージュ』(1978年)のベトナム語カバー
このMVのHoàng Thục Linh(ホアン・トゥック・リン)とQuốc Khanh(クオック・カイン)はともにベトナム系アメリカ人で、在米ベトナム系ディアスポラですね。このような抒情的な音楽ジャンルはnhạc vàng(ナック・ヴァン=黄金音楽)と呼ばれるようです。 五輪真弓『愛の蜃気楼』(1980年)のベトナム語カバー
このカバーをしているThanh Hà(タン・ハー)も南ベトナム・ダナン生まれで、フィリピンの難民キャンプを経て渡米した、ベトナム系アメリカ人歌手です。ベトナム系ディアスポラの音楽文化がある。

第18回 金孝眞「フェミニズム・リブートと韓国の女性向けジャンルの変化:ファンダムの動きを中心に」

韓国のBL、百合、アマチュア創作などのいわゆる女性向けジャンルで起こったフェミニズム的な動きについて金孝眞さんにお話しいただきました。主に「脱BL」についての話で、トークの内容は「フェミニズムの時代、BL の意味を問い直す――二〇一〇年代韓国のインターネットにおける脱 BL 言説をめぐって」ジェームズ・ウェルカー編著『BL が開く扉――変容するアジアのセクシュアリティとジェンダー』(青土社、2019年)の論文に基づいています。 This talk addresses the feminist movement within Korea's so-called women's genres — BL, yuri, and amateur creation.
 
 

第19回 上岡磨奈「日本式アイドル文化の「10年」タイ、台湾、インドネシアの過去・現在・未来」

独自のアイドル文化を築いてきたタイと台湾は、それぞれ特徴や歩みが異なる。現地調査で見えた事者による「10年」という語りをキーに、これまで調査を重ねたインドネシアを含め、各地域で日本のポピュラーカルチャーがどのような意味を持っているのかを報告する。 トークの中で上映したMV等は、著作権コンテンツのため、このYouTube動画の中ではミュートしています。音声を聞きながらご覧になりたい方は以下のリストからアクセスしてください。    • タイ台湾報告会   Thailand and Taiwan have each developed idol cultures that differ in characteristics and trajectories. Using the "ten-year" narrative articulated by participants in fieldwork as a key, this video examines what Japanese popular culture means in each region, including Indonesia, where Kamika has conducted. The music videos and other content shown during the talk are copyrighted and therefore muted in this YouTube video. If you would like to watch them with the audio, please access them from the list below.    • タイ台湾報告会
 

第20回 チェンチュア・カールイアン・ウイ「フィリピンのコミック(Komiks) 界への日本の介入」|No. 20 Japanese disruptions in Filipino Komiks

日本の古いテレビ番組や『ボルテスV』の人気の話から始めて、今のフィリピンの漫画の状況と日本との関わりについてお話しいただきます。
The popularity of old Japanese TV programs and Voltes V in the past, and the current state of comics in the Philippines and their relationship with
 

第21回 クー・カーリド「文化を超えるポケモン」|No. 21 Pokémon Across Cultures

2026年のポケモン・カードゲーム世界大会出場者のクー・カーリドさんにマレーシアのポケモン・カードゲームのコミュニティの歴史や活動の様子について、またマレーシアにおける日本のポピュラー文化の受容状況についてお話しいただきます。 In this episode, Ku Khalid — a competitor at the 2026 Pokémon Trading Card Game World Championships — discusses the history and activities of Malaysia's Pokémon Trading Card Game community, as well as the reception of Japanese popular culture in
 

第22回 ラニー・ラスタティ「インドネシアにおけるヒジャブ・コスプレ」|No. 22 Hijab Cosplay in Indonesia

ヒジャブを被ったままアニメのキャラクターのコスプレを行う女性イスラム教徒の活動について、宗教との関係やコスプレ・ファンダムの中での規範などについて豊富な写真や動画と共にご紹介いただきます。 Ranny-san will introduce the activities of Muslim women with the hijab and discuss the relation to religion and the norms within the fandom using many photos and videos.